釣りの醍醐味

釣りの楽しみは、魚が掛かった瞬間、そして釣り上った時だ。
掛かった魚との駆け引きはヒヤヒヤさせられ、アドレナリンが脳内に滲み出る。

一般に釣り人の感覚はそうだろう。
だが、私は「釣り上げる」ことよりも「釣りの考察」に楽しさを感じる。

魚がその場所に居付き、捕食するためにはいくつも条件がある。
人間もそうだが、魚だって食事の時間、好き嫌いも様々だ。空腹でない時もある。
魚の気持ちを読むつもりで、様々な条件から捕食スイッチが入る瞬間を予測する。

例えば時間帯や潮の満ち引き、ベイトフィッシュの有無、潮の濁り、風、海流、水温、気温、etc…

代表的な条件だが、結構あるものだ。

魚の居場所の見当を付け、ルアーを操作し、魚の捕食スイッチに火をつける。

釣れる条件に少しずつ近づけるためにトライアンドエラーを繰り返す。
これが釣りの醍醐味だ。

捕食スイッチを考察する

例えば下の写真には離岸流と呼ばれる、サーフの一級ポイントが隠れている。

この離岸流(赤線)は左から右に流れていて、右側からの平岸流(黄緑線)とぶつかる。
また数十メートル先にはブレイク(急に深くなっているポイント・青線)もある。

このように変化のあるポイントにはプランクトンや溶存酸素量が多く、ベイトフィッシュが溜まるはず。そして、ベイトフィッシュが多いポイントは、フィッシュイーターがいる可能性があるのだ。

ここで、「鹿島灘」の話にうつる。釣り人が少ない砂浜は、私にとってベストなスポットだ。ここは親潮と黒潮がぶつかり複雑な流れになることが多く、波が強いことが特徴。
そして、遠浅で海底にストラクチャーなど特になし。

私は上記写真の離岸流と平岸流のぶつかるポイントと、奥のブレイクを丹念に探ろう(オレンジ線)と考察する。

ヒラメを釣ること

離岸流に居付く魚の代表にヒラメがいる。
ヒラメの適水温は15℃〜20℃前後だと言われている。
この日はサーフ全体の水温が低く、およそ12℃。だが、離岸流の周辺は水温が14℃~15℃とほかのポイントに比べて高かった。ヒラメが居付いている可能性が高い。

ヒラメの視野はおよそ30センチから1メートル。この日の水色は若干濁りが入り、曇りのため光量も少なく、視界は狭いはず。ボトムから20センチ~50センチほどの高さがポイントか。

ルアーは、奥のブレイクまで投げられ、ボトム付近を丁寧に探れる重めのものを使用。カラーは、光量と濁りで目立ちにくいものを避け、ホワイト系アピールカラーのコットンキャンディーカラーを投入。

最初は、ボトムを這うようにルアーを引いたが反応なし。次に、ボトムから40センチ付近をスローなアクションで泳がせてみた。
果たして釣果はどうだった?

次回「釣りの未来を考えてみた(後編)」

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